カレーライスを食べるとき、カレーのルーとお米をバランス良く食べないと、最後にどっちかが余ってしまいますよね。これはもう有史以来、人類(日本人?)普遍の悩みといっても良いと思います。表現型可塑性のない人は、お好みの比率でスプーンに載せて勢いよく食べますが、最後に困ってしまいます。可塑性のある人は、最後に一方が余らないように調整できますが、お皿にあるルーとお米の割合を常に気にしながら食べないといけません。どちらが適応的なのでしょうか。
さて、台湾の有名な飲み物、タピオカティーをご存知ですか。パールミルクティーとか珍珠奶茶(チンツーナイチャ)とか呼ばれます。ミルクティーの中に、1cmほどのグミみたいなものが入っています。それを、太めのストローで食べながら、飲みます。おいしいですよね。
台湾に来て、数え切れないくらい飲んでいるのですが、未だにタピオカとミルクティーの最適なバランス(もしくは、それを調整する可塑的能力)が掴めません。毎回、最後にタピオカが余ってしまいます。
最後に残ったタピオカの塊はストローで思いっきり吸っても吸えません。
台風で、会社も学校も休みだ。でも、論文改定しないと。
Wednesday, July 23, 2014
Tuesday, July 22, 2014
奨励賞論文がオンラインになりました。
Nakazawa T. Ontogenetic niche shifts matter in community ecology: a review and future perspectives. Population Ecology, in press
来月の日本進化学会(@大阪)で、研究室の院生がポスター発表をします。
Chun-Chia Chou, Yoh Iwasa, Takefumi Nakazawa. The evolution of sexual size dimorphism driven by different ontogenetic growth trajectories: a preliminary model
ちなみに院生・学部生を10人ほど引率して、私も参加します。院生はポスター発表義務です。
本日のヤフー記事
「人類、月面着陸から45年目「ライト兄弟とアポロの法則」」
初歩的な勘違いをしているので、簡単に訂正しておきます。
人類が最初に空を飛んだライト兄弟の1903年から、1969年のアポロ11号までたったの66年。ライト兄弟の259メートルと59秒の飛行距離と時間は、月までの38万キロと5日間に及んだ。なんと66年間で146万倍の飛行距離に達した。1年あたりでは、平均2万2,121倍も飛距離は伸びている。この飛距離の伸び率を「ライト兄弟からアポロの法則」としてみる。
年間の伸び率は、割り算ではなくて、146万倍の66乗根なので、1460000^(1/66)=1.24です。毎年1.24倍。つまり、1.24x1.24x.......x1.24x1.24=146万です。
2014年の現在、アポロから45年経過している事を考えると、月面までの38万キロ×2万2,121倍(年間)×45年で考えることも可能だからだ。これで計算すると、現在では、3,782億キロの飛距離がでていてもおかしくはないのだ。太陽までの距離は、たったの1億4960万kmだ。「ライト兄弟からアポロの法則」で考えると、我々はもう、太陽と地球を2528回、1,264往復できていてもおかしくない飛距離なのだ。
伸び率が年率1.24とすると1.24^45=15995です。約1.6万倍。つまり、38万x1.6万で約60億km。だから、太陽との往復は40回程度です。というか、何で太陽の間を往復するのか不明だ。地球から約60億kmだと、冥王星くらいっぽい。
このライターさん、他にも計算しているけど、初歩的な勘違いをしてる。
月までの38万キロを500年かけると、1年あたり760キロメートルの飛距離でしかない。そして、45年分×760キロでは、3万4200キロしか増えない。これではユーラシア大陸(1万5,000キロ)往復しかできない飛距離である。
キン肉マンのウォーズマンみたいだ
Nakazawa T. Ontogenetic niche shifts matter in community ecology: a review and future perspectives. Population Ecology, in press
来月の日本進化学会(@大阪)で、研究室の院生がポスター発表をします。
Chun-Chia Chou, Yoh Iwasa, Takefumi Nakazawa. The evolution of sexual size dimorphism driven by different ontogenetic growth trajectories: a preliminary model
ちなみに院生・学部生を10人ほど引率して、私も参加します。院生はポスター発表義務です。
本日のヤフー記事
「人類、月面着陸から45年目「ライト兄弟とアポロの法則」」
初歩的な勘違いをしているので、簡単に訂正しておきます。
人類が最初に空を飛んだライト兄弟の1903年から、1969年のアポロ11号までたったの66年。ライト兄弟の259メートルと59秒の飛行距離と時間は、月までの38万キロと5日間に及んだ。なんと66年間で146万倍の飛行距離に達した。1年あたりでは、平均2万2,121倍も飛距離は伸びている。この飛距離の伸び率を「ライト兄弟からアポロの法則」としてみる。
年間の伸び率は、割り算ではなくて、146万倍の66乗根なので、1460000^(1/66)=1.24です。毎年1.24倍。つまり、1.24x1.24x.......x1.24x1.24=146万です。
2014年の現在、アポロから45年経過している事を考えると、月面までの38万キロ×2万2,121倍(年間)×45年で考えることも可能だからだ。これで計算すると、現在では、3,782億キロの飛距離がでていてもおかしくはないのだ。太陽までの距離は、たったの1億4960万kmだ。「ライト兄弟からアポロの法則」で考えると、我々はもう、太陽と地球を2528回、1,264往復できていてもおかしくない飛距離なのだ。
伸び率が年率1.24とすると1.24^45=15995です。約1.6万倍。つまり、38万x1.6万で約60億km。だから、太陽との往復は40回程度です。というか、何で太陽の間を往復するのか不明だ。地球から約60億kmだと、冥王星くらいっぽい。
このライターさん、他にも計算しているけど、初歩的な勘違いをしてる。
月までの38万キロを500年かけると、1年あたり760キロメートルの飛距離でしかない。そして、45年分×760キロでは、3万4200キロしか増えない。これではユーラシア大陸(1万5,000キロ)往復しかできない飛距離である。
キン肉マンのウォーズマンみたいだ
Wednesday, July 16, 2014
Monday, July 14, 2014
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