Wednesday, January 15, 2014

昨日は学部の忘年会でして、こちらの先生と初めてお酒を飲む機会になりました。今まで何回かお酒の席には参加したこともあったのですが、いつも不意に誘いが来るので、普段は車を運転しているわけで、一緒に飲む機会がなかったのです。初めて見る他の学科の先生もいまして、まぁ色んな人がいますね。日本人教授が客員として着任されたようです。

レビュー論文はメインパートを書き上げまして、アブストと図、図説を今週に終わらせるのが目標です。無理かも。

久しぶりに学生が一日中、デスクに向かっています。学期がほぼ終わって授業が無くなったからですが、来週の学会発表のためにポスターの仕上げに追われているようです。これはどこでも同じですね。時間に追われるような指導はしたくないな。。。

ちょっと前に、下のような図をネットで見かけました。仕事のできる人は早いうちに全体像を見せ、残りの時間に少しずつ仕上げていくのに対して、仕事のできない人は最後になって仕上げにかかるため完成度がイマイチ。



なるほどなー、と思いましたが、もう少し何か有意義なことが言えるような気がします。

ある人は、時間を節約したいから締め切り直後に仕事に着手するほうが効率が良いという人もいると思います。仕事の種類によっては、それが良い場合もあるかもしれません。ただし、仕事の完成度が当人の評判に関わってくるとなると、長期的にはマイナスの別の影響がありそうです。

また別の人は、曲線の傾きは各人の能力を示すもので、こういう図を見せられたところで、仕事のできない人はどうにもできない、と言うかもしれません。

これについては、上の図を別の視点から考え直してみてはどうでしょうか。

多くの場合、仕事の完成度は、時間tに対してS字型のロジスティック曲線を描くと思います。着手したときはなかなか進まなくて、あるときにぐっと進んで、その後少しずつ手直しして完成に近づけていくような。個体群増殖モデルの式で言えば、環境収容力Kが目標となる仕事の完成度。内的自然増加率rが単位時間当たりの仕事の完成度の上昇率で、個人の能力を反映します。そうすると、どんなの低い値のrであれ(つまり、どんな人であれ)、時間無限大では環境収容力Kに達します(つまり、仕事が完成します。)。したがって、パラメーターrをいじることができないならば、時間tを多くとれば良いのではないでしょうか。by ブラック老師。

アリー効果はないと仮定します。

差分だと、能力の高い人はやり過ぎて不安定化します。


僕も学会の発表の準備をしないと。

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