Tuesday, October 29, 2013

今年ももう残り2ヶ月

またまた時間が空いてしまいました。この2週間、中華生物学会での講演、行動生態学での講義、ラボセミナーでのトーク2回をこなしました。全部英語なので、それなりに準備も大変です。英語を磨くのはもう大変なので、それはほぼ諦めて、英語は適当だけど何か良いこと言ってるようだ、と思わせる作戦にしました。もうこちらでは、英語の化けの皮が剥がれてきています。

来月の講義も少し練り直さないといけないし、査読もあるし、また別のシンポジウムに招待されてしましました。
海洋生物と鯨類に関する国際シンポジウム
何を話したらよいかわからなったけど、とりあえず海のPPMRについて話します。

先週末は、タイダーの学生2人が研究打ち合わせに来てくれました。問題点を確認し、解決法を提示。とりあえず、ビールを飲みに行きました。大阪から送った救援物資も届いたので元気回復。

右上で眠そうにしています
講演料1000元貰いましたが、入会費年会費で800元取られました

Thursday, October 17, 2013

個体群生態学会、終了

無事、大阪から戻りました。

堺東のホテルについてまず、天下一品のラーメン(こってり)を食べに行きました。3月の静岡では、近所にお店が見つからず、堺東に宿泊してそっこう食べに行きくことができました。出国直前の最後に食べたのも天一(あ、今も食べたくなってきた)。堺東には高島屋もあって、調味料や和菓子やお酒などをたっぷり買うこともできました。それから、堺東には休日でもやってる大きな郵便局がありますので、台湾へお土産をダンボールにつめて送りました。そういうわけで堺東に宿泊したのですが、今年もっともうまくいった計画的な行動でした。ちなみに、昨年の暮れに北海道に行って最初に食べたのは讃岐うどんでした。日本に行ったら、その土地の名産よりも昔に食べていたものが食べたくなります。

学会のほうですが、久しぶりの日本語での発表(というか、会話)だったので、呂律が回らなくなりそうになり、変な緊張感がありました。人の写真を出してすべるなんて事故も起こしてしまいました。でも、伝えたいことを伝えられたので、それは満足。15分で、論文9本文の話はちょっと詰め込みすぎたかもしれませんが、サイズベースの生態学の面白さや重要さ、新しさを何となくでも理解してもらえたでしょうか。幾つかの共同研究ネタが得られたので、それも大きな収穫でした。

あらためて、皆様に感謝申し上げます。


Tuesday, October 8, 2013

10月の近況報告

やっと、やっとオフィスの改築が終わりして、使えるようになりました!。

床を張り替えたり、デスクを搬入してもらいまして、掃除もしました。PCとか備品はまだそろっていないので、まだ完成ではないですが、新しいオフィスで落ち着いて仕事ができそうです。壁のペンキのケミカルな匂いもちょっと嬉しく思えてしまいます。写真は後日、お見せします。

今いる学科は古い建物を使っています。スペースもあまりなく、実験系の研究室では(ほとんどですが)、大きな機械がたくさんあって、スペースに困っているように見えます。また、それらの実験機器はとても高価だと思います。そんな中、この理論生態学研究室では、場所もお金もあまり必要とせず、結果として居心地の良い場所を用意することがきました。色んな人が部屋を覗きに来ます。

来学期の新規授業(理論生態学)の開講申請を提出しました。その授業の10数回分の講義スライドやレジュメはほぼ作り終わりました。あとは演習パートとして、モデリングか、プログラミングか、理論論文のプレゼンを取り言えれる予定です。それは来学期になってから参加人数と彼らの興味を確認してから考えようと思います。

年度末にいくつかのシンポジウムやセミナーの招待をいただきました。ついでに代理講義もいくつか依頼されました。ここ2ヶ月はひたすらスライド作り、事務書類作りばかりです。タイダーの学生との共同研究が進行中ですので、彼らのとのディスカッションが楽しみです。

11月中旬から12月中旬にかけて世界のIWSさんが台湾で客員教授として滞在されるようです。良い機会でしたので、学科セミナーの招待講演者としてお願いすることにしました。そしたら査読論文が回ってきました。

2人の学部生が1ヶ月間ラボに実習にやってくることになりました。これは演習授業の一環だそうです。聞いていなかったので、急に登場してびっくりしました。でも、大歓迎です。何をするのかは研究室ごとに違うようです。実験を手伝ってもらったり、論文を読ませたり、レクチャーをしたり。自分の場合、まだオフィスもできていないし、学生の研究課題も構想段階だし、手伝ってもらうこともありません。なので、しばらくは、気が向いたらお昼を食べにきてもらって、英語でチャットしながら文化交流をしつつ、後半は理論生態学の簡単な紹介をするだけになりそうです。個人的にはそれで十分に楽しいのですが、今は何かできる環境じゃないので申し訳ないです。

いくつかネガティブイベントが。

明後日から個体群生態学会で一時帰国します。旅仕度もプレゼン準備もまだです。なのに、これから準備というときに、ラップトップのバッテリーが死にました。旅路に準備しようと思っていたのに。とりあえず、パソコン街のお店に行って、無償交換できるか、できなければ至急、注文してもらうようお願いしました。これくらいの会話は、片言の中国語で交渉できるようになりましたが、忙しいときには精神的に疲れます。

それから、今年度の科研費(来年7月まで)、落ちました。じぇじぇじぇ!(ドラマを見ていないので、使用方法があっているのか不安。)スタートアップ資金がまだあるし、今年使わなかったお金は繰り越しているので、研究の上では問題はないのですが、12月に新しい研究計画を提出して、来年度(8月から)はもらえるようにしないといけません。何より、一番問題なのは、こちらのレフリーの人が好みそうな書き方がまだいまいち掴めていない事です。学会やシンポジウムなどでも理論研究はときどき批判されます。どこのどの種を保全したいのだと。海外の事例研究についても、そういう例もあるんだねで話が終わって、それを一般化して、自分の系と比較するという考えはほとんど通じないように思えます。台湾のどこぞの生態系モデルを作るという限定的な計画でないと通らないのかと悩んでいます(そういえばZも赴任直後は似たようなことを愚痴っていました)。どうしたらいいか、解決策は見えませんが、とりあえず、

やられたらやり返す、倍返しだ!