Tuesday, October 8, 2013

10月の近況報告

やっと、やっとオフィスの改築が終わりして、使えるようになりました!。

床を張り替えたり、デスクを搬入してもらいまして、掃除もしました。PCとか備品はまだそろっていないので、まだ完成ではないですが、新しいオフィスで落ち着いて仕事ができそうです。壁のペンキのケミカルな匂いもちょっと嬉しく思えてしまいます。写真は後日、お見せします。

今いる学科は古い建物を使っています。スペースもあまりなく、実験系の研究室では(ほとんどですが)、大きな機械がたくさんあって、スペースに困っているように見えます。また、それらの実験機器はとても高価だと思います。そんな中、この理論生態学研究室では、場所もお金もあまり必要とせず、結果として居心地の良い場所を用意することがきました。色んな人が部屋を覗きに来ます。

来学期の新規授業(理論生態学)の開講申請を提出しました。その授業の10数回分の講義スライドやレジュメはほぼ作り終わりました。あとは演習パートとして、モデリングか、プログラミングか、理論論文のプレゼンを取り言えれる予定です。それは来学期になってから参加人数と彼らの興味を確認してから考えようと思います。

年度末にいくつかのシンポジウムやセミナーの招待をいただきました。ついでに代理講義もいくつか依頼されました。ここ2ヶ月はひたすらスライド作り、事務書類作りばかりです。タイダーの学生との共同研究が進行中ですので、彼らのとのディスカッションが楽しみです。

11月中旬から12月中旬にかけて世界のIWSさんが台湾で客員教授として滞在されるようです。良い機会でしたので、学科セミナーの招待講演者としてお願いすることにしました。そしたら査読論文が回ってきました。

2人の学部生が1ヶ月間ラボに実習にやってくることになりました。これは演習授業の一環だそうです。聞いていなかったので、急に登場してびっくりしました。でも、大歓迎です。何をするのかは研究室ごとに違うようです。実験を手伝ってもらったり、論文を読ませたり、レクチャーをしたり。自分の場合、まだオフィスもできていないし、学生の研究課題も構想段階だし、手伝ってもらうこともありません。なので、しばらくは、気が向いたらお昼を食べにきてもらって、英語でチャットしながら文化交流をしつつ、後半は理論生態学の簡単な紹介をするだけになりそうです。個人的にはそれで十分に楽しいのですが、今は何かできる環境じゃないので申し訳ないです。

いくつかネガティブイベントが。

明後日から個体群生態学会で一時帰国します。旅仕度もプレゼン準備もまだです。なのに、これから準備というときに、ラップトップのバッテリーが死にました。旅路に準備しようと思っていたのに。とりあえず、パソコン街のお店に行って、無償交換できるか、できなければ至急、注文してもらうようお願いしました。これくらいの会話は、片言の中国語で交渉できるようになりましたが、忙しいときには精神的に疲れます。

それから、今年度の科研費(来年7月まで)、落ちました。じぇじぇじぇ!(ドラマを見ていないので、使用方法があっているのか不安。)スタートアップ資金がまだあるし、今年使わなかったお金は繰り越しているので、研究の上では問題はないのですが、12月に新しい研究計画を提出して、来年度(8月から)はもらえるようにしないといけません。何より、一番問題なのは、こちらのレフリーの人が好みそうな書き方がまだいまいち掴めていない事です。学会やシンポジウムなどでも理論研究はときどき批判されます。どこのどの種を保全したいのだと。海外の事例研究についても、そういう例もあるんだねで話が終わって、それを一般化して、自分の系と比較するという考えはほとんど通じないように思えます。台湾のどこぞの生態系モデルを作るという限定的な計画でないと通らないのかと悩んでいます(そういえばZも赴任直後は似たようなことを愚痴っていました)。どうしたらいいか、解決策は見えませんが、とりあえず、

やられたらやり返す、倍返しだ!

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