Monday, December 30, 2013

新年快楽

何度も言ってきましたが、こちらでは旧正月をお祝いします(今年の元旦は1月31日だそうです)。なので、今日も明日もただの平日で、1月1日だけは祝日です。今日もまだセミナーがあります。

今年最後の大仕事、年末締め切りの研究計画書は、先週無事に提出しました。肩の荷が下りました。結果はいつぐらいになるのかな。

そういうわけで、冬休みに入ります

コタツに入って、グアバでも食べながら、新しいモデルを作ります。

みなさん、良いお年を。

Sunday, December 22, 2013

好久不見

金曜、早朝の新幹線で台北へ。およそ5ヶ月ぶりの台北。

タイダーの生命科学部で院生向けのセミナーで発表してきました。発表練習は全くしていないのですが、そのわりに上手く話せたような気がします。こちらで何回かレクチャーしてきた成果でしょうか。セミナー後は、お気に入りの牛肉麺をご馳走してもらいまして、古巣の海洋を訪れ、夜は飲み会。

ついでに学生と研究打ち合わせ。そのうちの一人の学生がオーストラリアのとある大学から奨学金を得て、来年から博士課程に進学できることに。恭喜恭喜。彼は台湾で一番優秀な統計生態学者だと思っていて、早く学位を取って台湾に戻ってきてほしいです。

森林では同窓会のに会があったらしく、D先生や何人かの知り合いの人も合流。夜まで飲みすぎた。その日はホテルに泊まり、翌日は小籠包と讃岐うどんとデザート、コーヒーを堪能して台南へ。あー、眠たい。

来年の夏の日米合同数理生物学会でシンポジウムを企画するべく(台湾からもという圧力を感じて)、台湾の先生に声をかけて準備中。

来月の台湾の生態学会には、まだ結果も出ていない学生たちにも発表するようにエンカレッジしつつも、彼らのアブストとかを見る余裕がないので、何かナーバスになっていますが、彼らの相互チェックに任せています。リジェクトされたらされたで、それも経験でしょう。というのは自分の経験から得たこと。

クロコーチも終わり、リーガルハイも終わり、特番の季節になりましたが、旧正月を祝う台湾では年末気分も盛り上がらず、それどころか年末年始もいろんな仕事がありそうです。年末までトークが4つ。早く地球防衛軍見たいわ。



ESJでH大のKSDさんとシンポジウムを企画します。

シンポジウム S01 -- 3月15日 9:30-12:30 A会場
Invitation to body size-based community ecology
企画者: 仲澤剛史(国立成功大・生命科学), 岸田治(北大・北方圏FSC)

Almost all organisms on the earth are multicellular and exhibit ontogenetic growth. Notably, body size is the most fundamental aspect of an organism, largely determining its behavior, physiology, and life history, as known as ontogenetic niche shifts. Further, body sizes of interacting organisms (e.g., predator and prey) critically affect their interaction strength. Thus, body size can strongly influence community structure and dynamics. Nevertheless, our body size-based understanding of ecological community remains poor, because community ecology is traditionally species-based. Body size-based approaches is currently needed for a better understanding of mechanisms underlying biodiversity maintenance and disturbance response of ecosystems. The primary aim of the symposium is to illustrate the general importance of body size-based approaches in community ecology, to introduce recent progresses in this research field, and to discuss and share future perspectives within a wide range of ecological researchers.

Commentator: Michio Kondoh (Ryukoku University)

[S01-1] Ontogenetic development: the unique, ecological process we tend to ignore  André de Roos (University of Amsterdam)

[S01-2] Thinking inside the box: community-level consequences of stage-structure populations  Volker H. W. Rudolf (Rice University)

[S01-3] The effect of individual-level variations of predators and prey body mass on food-web structures in a temperate stream  Hikaru Nakagawa (Kobe University)

[S01-4] Causes and consequences of predator size-structure: experimental studies of cannibalism of larval salamander  Osamu Kishida (Hokkaido University)

[S01-5] Predator-prey body-size relationships for parameterizing size-structured food webs  Takefumi Nakazawa (National Cheng Kung University)


1500人収納可能な大部屋だそうです。
場所も時間もメンバーも最高です。
やる気が出ます。

Friday, December 6, 2013

冬到来?

めっきり寒くなりました。昼に30度を上回りません。短パン・サンダルではなくて長ズボン・靴の季節です。ここは亜熱帯ではなく、熱帯です。

こちらでは学部2回生が授業の一環で2つの研究室を一ヶ月ごとに回るというインターン制度があります。そこで、実験の手伝いとかをするようです。理論研究室では、特にそのようなことも提供できないので、セミナーに来てもらう程度です。先月は1組目を終えまして、もうすぐ2組目が来るころかなーと思っていたら(学生たちは不意に登場します)、一人の学生がやってきて、「お、来たか」と思っていたら、どうやらインターン生とは違うらしく、「理論生態学に興味があるんですけど。。。」と緊張しながら話し出しました。どうやら、まだ本格的に興味があるわけでもないらしいが、自主的に何かを学びに来たらしい。もちろん大歓迎。聞いてみると、ほかの大学の数学科で1年間を過ごした後、こちらに編入してきたらしい。何というすばらしい人材。そして若い。まだ2回生。院生向けの教科書を貸すと、「ここがわからないんですけど~」とか言いながら聞きに来てくれます。もし彼が理論生態学を気に入ってくれれば、生態学・プログラミング・数学を勉強してきた学生3人がそろって完璧のチームが編成できます。

年末に向けて科研費プロポーザルを直さないと。間に合うかな。

興味の無いことをするのも一つの生き方ですが、興味の無いことは無数にあるので、結局やることは興味のあることです。興味が無いわけではないです。

台湾での生態学会の情報です。締め切りは12月23日。開催は1月20・21日。場所は台中市。大阪から、飛行機乗って新幹線乗って5時間ほどです。日本からも来てもらえると楽しいです。参加費1500円。
2014年動物行為暨生態學研討會(Congress of Animal Behavior & Ecology)

Nで始まる商業雑誌の原稿を査読することになりました。短いのに妙なプレッシャー感じる。

今週は、Q大のIWAさんに来てもらってセミナーをしてもらいました。生態以外や他学部からも聴衆が集まり盛況でした。学生とも話してもらって良い刺激にもなりました。お蔭様でこちらでの数理の立場が向上したように思います。途中で副学長が登場(乱入?)して名刺交換があってびっくり。