Friday, October 31, 2014

台湾日本生態学ワークショップの発表要旨を集めて、まとめているますが、締め切りをお守りください。口頭発表は、30分の11がまだ未提出。締め切りは昨日です。

Monday, October 27, 2014

査読原稿は読み終わって、どう料理しようか考えている。メジャーリバイスかリジェクトか。

PPMR論文IIIの原稿は、途中だけどZに送って、アドバイスを求めているところ。

今週の講義資料の確認も終わって、来月の台湾日本生態学ワークショップのスライドを準備中。過去の使い回しを修正するだけだけど。

年末に近づいて、事務から予算の消化に関する電話やらメールがやってくる。今まで聞いてもいない予算が35万円ほど配当されていたことを知って、この1ヶ月の間にどう使うか考えなければいけない。参るわ。

研究助成金の検索サイトの絞り込み機能で、対象地域や応募条件に、海外在住の可否を入れて欲しい。

Friday, October 24, 2014

査読原稿を結果まで読んだ。イントロはすごく簡単で、そんなんモデル作るまでないじゃんって思ったけど、モデルパートがすごくややこしくて、でも結果はイントロと同じように単純で、そこまでする意味あるの?っていう印象でした。生態寄りじゃなくて、もっと数学寄りのほうに出すべきだと思いますが、いちおうメジャーリビジョンでしょうか。

他学部の生態学と、医学部の一般生物学(生態学パート分担)のテストを作った。

来月の台日生態学ワークショップのジェネラルイントロのスライドを作った。別に自分が担当に決まっていたわけではないけれど、ほっといても誰がやるか決まらないので、今のうちに作っといた。そうすることで、研究計画の発表はスルーしたい感じです。

共同研究者からPPMRIIIの図表と図説がやっと届いたが、忙しいようでマテメソと結果がまだ空白のままだ。今月中にできることろまでまとめて、Zにコメントを貰おう。Zは来週末にチェンダーに来るらしい。

科学は仮説を積み上げているだけで、いってることは全て仮説という話もあったと思います。
思い込みに思い込みを重ねる、と同じ考え方でしょうか。

最近2週間ずっと走ってない。ストレスが溜まる。

Tuesday, October 21, 2014

改定稿を投稿した。来月からはワークショップや授業や科研費準備で忙しくなるので、これで片付けてしまいたい。

査読依頼が来た。こないだリジェクトされたところから。でも、断れない。

Sunday, October 19, 2014

改定稿と返信レターを準備中。結局、良くみたらレフリーは1人だった。8割がた終了。メジャーコメント一つへの対応と、再読して、来週中には投稿できそう。

M&Mと結果をくっ付けて先週のうちに共著者から返ってくるはずのPPMRIII論文の原稿はまだ帰ってこない。その代わり、別の共著の改定稿が投稿されたとの連絡。そっちもあるのを忘れてた。

3月に生態学会で鹿児島に行きますが(黒豚、さつまあげ、焼酎、温泉)、その後に京都にで2,3日滞在する予定です。授業期間中だけど、大丈夫かな。

台北から鹿児島へは、チャイナエアラインの定期便が週4で就航しています。

Friday, October 17, 2014

投稿に1ヶ月かかった論文原稿は、2週間でコメントが帰ってきた。基本的に二人とも好印象で、要改訂。期限は1ヶ月というのは早いけど、年内にアクセプトの可能性が出てきたわけで、年末の科研費申請に間に合いそーだー。

健康診断も終了。胃カメラは無かったけど、思ったより本格的に調べられた。空腹でなければいけなかったのは、超音波検査や血液検査のためかな。血圧の測定は、椅子に座ってテーブルに肩肘をついてってやりかたじゃなくて、ベッドに横になって、二の腕と足首の四肢で測って、全部が膨らんだときに、心臓がキュッとした。

公募情報です。Link
國立中山大學生物科學系甲組(生態、演化與生物多樣性)誠徵專任助理教授一名
徵求專長:生態學、演化學、生物多樣性與相關跨領域學門

中山大学は高雄にあって、成功大学と並べる南部の総合大学です。日本で言えば、大阪大学の位置づけでしょうか。研究重視の大学です。学科の募集サイト

英語での募集案内が無いので、外国人を積極的に受け入れようとしているわけではないと思いますが、応募があれば可能性はあるかもしれません。

Wednesday, October 15, 2014

台日ワークショップの準備、学生プロジェクトの打ち合わせ、授業準備、学科評価関係の書類準備なども一段落して、PPMR論文IIIの執筆を開始することに。概念図とアブストを追加するのが今週の目標。

週末は健康診断だ。日本と同様に、こっちの大学でも一年に一度、強制的に検査があると期待していたのだけれど、任意と知って、大学病院の健康診断を申し込んだ。タイダーで毎年のようにやっていたのは、身分がコロコロ変わっていたからだろうか。で、検査項目を見ると、結構本格的で、胃カメラとかありそう。前日から絶食しないといけないらしい。心の準備が。

Thursday, October 9, 2014

今週は、雑用が多くて全然執筆が進んでないな。

夜、郵便局にお金を下ろしに行ったら、シャッターが下りていた窓口の向こうから、ピンポンをしている音だけが聞こえてきた。こちらはまだ半袖半ズボンです。

Monday, October 6, 2014

午前中はラボミーティングで、その後、学科内のグループ会議。学科で出す、学内の申請書を分担で書くことに。短めだったので、簡単に書いて送信。お金貰っても、うちの研究室はそんなにお金必要ないから書くモチベーションが上がらないです。

次の学期(2月~)の新規開講の申請の締め切りが今日だと知って、急遽準備。もっと先だと思っていたのに。

PPMR論文IIIは、イントロ、メソッド途中まで、議論を書き終わって、原稿を共同研究者に送付。肝心の結果をまだ見ていないけど、予備計算をもとに書いた。近日中にアブストと概念図を作って、後は彼が原稿を仕上げてくれることでしょう。

Friday, October 3, 2014

環境ジョシ会。しかも、パタゴニアって。
それにしても星が多いな。

ヘッドハンティングされるような大御所になると、文句を言えば、どこからか研究費が調達されるのね。こちらは、へいこらいいながら申請書を書いています。

Thursday, October 2, 2014

過去に自分が主張したことをひっくり返すために今、別の論文を書いている。不毛だ。

Wednesday, October 1, 2014

投稿論文は1ヶ月かかってやっと査読に回ったらしい。初めて出す雑誌の投稿規程は読むべきだ。年度末までにアクセプトの見込みがもらえれば、科研費申請にかけるので嬉しいのだけれど。

PPMR論文IIIは議論を書き始めたけど、先週から講義が始まって、ちゃんと準備はしてたつもりだけど、やっぱり直前に粗が見えるようになって、なかなか時間が取れない。今月中にゼロ原稿を仕上げるつもりでないと、来月からは年末に向けての科研費申請の準備もあるので、てんてこ舞いだ。

地球犬がいるなら、生態犬がいても良いと思います。

天下一品祭り、

Friday, September 26, 2014

招待講演を予定していた方からスケジュールの都合でキャンセルの連絡があり、授業計画の練り直し。

タイダーの学生の研究のために、Maximaでプログラムコードを書く。フリーソフトでも、これくらいの計算なら問題なさそうだ。扱いやすいし。Maximaお勧めです。

今学期も、ローテーションの研究室実習の学生が来て、打ち合わせ。

PPMR論文IIIを途中まで書いて、共同研究者に送信。

Thursday, September 25, 2014

携帯の充電器が壊れました。買い替えなら、そろそろスマフォですか。一昨日、学生に、いつスマフォにするんですかと聞かれて、しないって答えたばかりなのに。誰かに使ってない携帯を貰ってもいいんだけどね。台湾ではSIMフリーですし。

Wednesday, September 24, 2014

大学院の指導教官が台南に来ていました。この2日間、ローカルレストランにたくさん連れてきました。安いけど美味しい、台北にはないものです。

日本からのお土産でエビ煎餅をいただきましたが、台南の名産の一つがエビ煎餅で、町を歩いていて試食を求められるたびに気まずい感じ。

Monday, September 22, 2014

数理系の某雑誌から改定稿の査読以来が来たが、レフリー1とレフリー3へのリプライはあるのに、レフリー2へのリプライが無い。僕はレフリー2だ。

Friday, September 19, 2014

某OA雑誌に投稿しようとしているが、規定をあまり読まずに投稿してるせいか、投稿に不備があると言われ、何回も再投稿を繰り返している、この3週間。不毛だ。

一方で、別の某OA雑誌Pは最近評判が良いような噂を聞くのだけれど、以前に査読をしたことがあって、リバイスコメントをアップロードしようとしたら、もうアクセプトされていて、問い合わせメールも無視され、それから迷惑メールに登録している。Pは信用しない。

Thursday, September 18, 2014

日本の某国立大学から訪問者があり、学科間の交流プログラムの話し合いに参加。こいうときにはよく借り出されます。日本人ということで。

ちなみに、これは7月の、成功大学-台湾富士通の提携セレモニー。
中心の2人は校長と社長。

Wednesday, September 17, 2014

昨日のモデリングコースは、英語で開講するということで、他学部から外国人学生が6,7人来てくれました。アフリカや中米のフランス語圏からの留学生でした。英語ネイティブじゃなくてよかった。参加者の多国籍化は大歓迎。

Tuesday, September 16, 2014

火曜は、学部生向けのモデリングの授業の日です。最初の週なので、学生との顔合わせが楽しみです。

Monday, September 15, 2014

夏休みが終わりました。今週から授業が始まります。

12月末までの目標は

  • 科研費の申請書
  • PPMR論文IIIの執筆
  • 台湾-日本生態学ワークショップ


Thursday, August 28, 2014

数日前に台湾に戻りましたが、溜まった用務を片付けたりで、気がついたら夏休みが終わりそうです。ガオピーア。

台湾での学生たちの活躍ぶりをご紹介したいのですが、いずれ別の機会に。

Tuesday, August 19, 2014

ひと段落を直すのに3日間も費やした。良い言い回しを思いついたときの爽快感。なんかあれに似ている。書きたくないけど。

半年前に査読した原稿の改訂投稿の査読が来た。メジャーリビジョンにしたけど、音沙汰もなく、リジェクトされたのかと思っていた。帰国中の移動時間で片付けよう。

京都、高槻あたりは天下一品があって食べるものには困らなさそうだ。K大付近の行きつけだった食堂はまだやっているだろうか。時間を見つけて行ってみよう。

Monday, August 18, 2014

論文を改訂しています。

さて、明後日からまた日本へ。高槻、京都あたりに出没します。

Monday, August 11, 2014

7月末から8月上旬まで日本に一時帰国していました。日米合同数理生物学会と、ついでに久しぶりに帰省しました。学会では、台湾の知り合いとシンポジウムをやりまして、ついでに一般の口頭発表もしました。ゴリゴリ数学の発表は難しくて、僕にとってこの学会はちょっと敷居が高い。面白そうな発表もあるけど、 理解できない割合も多くて消化不良に終わってしまう。ログ・リニア・ログとか、ガンベル分布の最大値はガンベルとか意味不明だ。

しばらくメールチェックも放置して、日本食を堪能してきました。お土産もたくさん買った。おかげで金銭感覚が狂ってしまった。ついつい日本の金銭感覚で台南でお金を使うとえらいことになる。

投稿した改訂論文は玉砕しました。久しぶりのリジェクト。クリティカルな問題は、小手先の言い訳は通用しなかった。ちゃんとモデルを治そうかか。最近は、リジェクト耐性の精神力を鍛えていなかったので、M1のときにようにすぐに凹んでしまいます。研究者に向いてないんじゃないかと思うくらい。3日ぐらい、ブラブラしないと改訂をする元気が出ない。とりあえず、お土産の日本酒を開けてしまおうか。

来週、20日から25日にまた一時帰国します。また大阪です。テンションあがらないなー。進化学会に参加するためです。自分の発表は無いですが、うちの大学の交流プログラムの一つとして、10人の学生が日本の学会に参加、発表することになりまして、その付き添いです。費用は大学側にカバーしてもらう予定で、「付き添いだけでいいよ」と引き受けたのですが、何だかんだで色々な雑務も引き受けざるを得ない状況になり、一部自腹も覚悟で行くことになりそうです。またお土産を沢山買わなくてはいけない。

Wednesday, July 23, 2014

カレーライスを食べるとき、カレーのルーとお米をバランス良く食べないと、最後にどっちかが余ってしまいますよね。これはもう有史以来、人類(日本人?)普遍の悩みといっても良いと思います。表現型可塑性のない人は、お好みの比率でスプーンに載せて勢いよく食べますが、最後に困ってしまいます。可塑性のある人は、最後に一方が余らないように調整できますが、お皿にあるルーとお米の割合を常に気にしながら食べないといけません。どちらが適応的なのでしょうか。

さて、台湾の有名な飲み物、タピオカティーをご存知ですか。パールミルクティーとか珍珠奶茶(チンツーナイチャ)とか呼ばれます。ミルクティーの中に、1cmほどのグミみたいなものが入っています。それを、太めのストローで食べながら、飲みます。おいしいですよね。

台湾に来て、数え切れないくらい飲んでいるのですが、未だにタピオカとミルクティーの最適なバランス(もしくは、それを調整する可塑的能力)が掴めません。毎回、最後にタピオカが余ってしまいます。

最後に残ったタピオカの塊はストローで思いっきり吸っても吸えません。

台風で、会社も学校も休みだ。でも、論文改定しないと。

Tuesday, July 22, 2014

奨励賞論文がオンラインになりました。
Nakazawa T. Ontogenetic niche shifts matter in community ecology: a review and future perspectives. Population Ecology, in press

来月の日本進化学会(@大阪)で、研究室の院生がポスター発表をします。
Chun-Chia Chou, Yoh Iwasa, Takefumi Nakazawa. The evolution of sexual size dimorphism driven by different ontogenetic growth trajectories: a preliminary model

ちなみに院生・学部生を10人ほど引率して、私も参加します。院生はポスター発表義務です

本日のヤフー記事
「人類、月面着陸から45年目「ライト兄弟とアポロの法則」」

初歩的な勘違いをしているので、簡単に訂正しておきます。

人類が最初に空を飛んだライト兄弟の1903年から、1969年のアポロ11号までたったの66年。ライト兄弟の259メートルと59秒の飛行距離と時間は、月までの38万キロと5日間に及んだ。なんと66年間で146万倍の飛行距離に達した。1年あたりでは、平均2万2,121倍も飛距離は伸びている。この飛距離の伸び率を「ライト兄弟からアポロの法則」としてみる。

年間の伸び率は、割り算ではなくて、146万倍の66乗根なので、1460000^(1/66)=1.24です。毎年1.24倍。つまり、1.24x1.24x.......x1.24x1.24=146万です。

2014年の現在、アポロから45年経過している事を考えると、月面までの38万キロ×2万2,121倍(年間)×45年で考えることも可能だからだ。これで計算すると、現在では、3,782億キロの飛距離がでていてもおかしくはないのだ。太陽までの距離は、たったの1億4960万kmだ。「ライト兄弟からアポロの法則」で考えると、我々はもう、太陽と地球を2528回、1,264往復できていてもおかしくない飛距離なのだ。

伸び率が年率1.24とすると1.24^45=15995です。約1.6万倍。つまり、38万x1.6万で約60億km。だから、太陽との往復は40回程度です。というか、何で太陽の間を往復するのか不明だ。地球から約60億kmだと、冥王星くらいっぽい。

このライターさん、他にも計算しているけど、初歩的な勘違いをしてる。

月までの38万キロを500年かけると、1年あたり760キロメートルの飛距離でしかない。そして、45年分×760キロでは、3万4200キロしか増えない。これではユーラシア大陸(1万5,000キロ)往復しかできない飛距離である。

キン肉マンのウォーズマンみたいだ

Wednesday, July 16, 2014

来年度(8月から来年の7月まで)の研究費が貰えることになりました。分担者によれば、平均的な配分よりも金額が多いらしく、良かったねと言ってもらえました。でも、一年間だけなので、次の冬にまた申請書を書かないといけません。自転車操業みたいだ。最近の台湾では、研究予算の縮小にともなって、研究者間の競争がどんどん激しくなっているようです。

Monday, July 14, 2014

今月末の学会のスライドを作っているが、どこかで使ったスライド(12-15分用)を使い回せばいいかと思っていたら、発表時間が25分と聞いて、何を追加しようが悩んでいる。学会発表で25分って聞いたことがないくらい長すぎだ。長すぎなので、15分で終わらせますって言ってしまおうか。

Thursday, July 10, 2014

投稿したのを忘れていた原稿がメジャーリビジョンで返ってきた。本当に簡単なモデルで、旧正月休みに気晴らしに解析して、4月に勢いに任せて書いて、英文校閲に書けずに出して、一度どこかにリジェクとされたものだ。棚ぼたの気分だ。

コメントは、二人のレフリーから似たような内容で一つずつだけ。量は多くないけど、内容がクリティカルで、対応策が思いつかない。

Friday, June 27, 2014

授業も終わって、来学期の授業準備もほぼ終わって、完全に夏休みモード。気が緩んじゃうなー。赴任してほぼ一年はずっと忙しかったから。読んでない本も溜まってるし。まだ作ってなかったプラモデル作っちゃおうかなー。でも、ストックデータを論文にしないといけないな。

レビュー論文は無事アクセプトされました。これは、昨年いただいた個体群生態学会奨励賞の論文です。
Nakazawa T. Ontogenetic niche shifts matter in community ecology: a review and future perspectives. Population Ecology, accepted

久しぶりのジョギング5㌔

Tuesday, June 10, 2014

レビュー論文はマイナーリバイスで戻ってきたので、即行で直して投稿。1人のレフリーは誰か想像付くんだけど、もう1人は誰だろう。日本人だと思うんだけど。

学部生向けのモデリング演習資料の作成も終了したし、意外と早く終わって、夏前に肩の荷が下りた感じだ。でも、次は、他学部で開講される生態学の講義スライド、4時間分の用意だ。

それと、学期末なので、授業の評価などをしないといけないらしい。こちらに来てもうすぐ一年が経つ頃なので、労働許可やビザの更新もしないといけない。それが終わったら、今年の夏に大阪で開催される日米合同数理生物学会での企画シンポジウムと自身の口頭発表の準備をしないと。

今月中に終わらせよう。できることはできるうちに。

夏は、寝かせている別の原稿も書かないと。

Wednesday, June 4, 2014

レビュー論文はまだ返却されず。

一方で、勢いよく投稿した別原稿はリエディタージェクトで帰ってきた。ガオピーア。

レフリーコメントはなく、エディター自身が読んでコメントを書いている。でも、的外れだ。アイディアは大絶賛しているのに、技術論文だからMethods in Ecology and Evolutionや、より数学的なJTBに出すほうが良いと書いている。モデル解析イコール技術論文という認識なのだろう。データに基づくパラメーターがなければ、もしくは統計モデルではなければ、生態学の理論論文とは認めないという考えなのだろう(被害妄想かもしれないけど)。そして、そういうレフリーがよく推薦するジャーナルはJTBだ。それ系の雑誌を読んだことがあって言っているのだろうか。雑誌の名前だけで推薦しているのだではないだろうか。本当に技術論文なら、もっと数学的な雑誌はいくらでもあるのに。モデル論文を評価できないなら査読を引き受けなければいいのに。

早速、別の雑誌に投稿した。まぁ、あまり時間をかけずに書き上げて、英文校閲もしてないので、期待はしていなかったけれど。せめて建設的なコメントが欲しかった。

学部生からメールがあって、研究の相談。こちらでは必修の卒業研究というものはないらしく、有志の学部生が自身の研究プロジェクトを立ち上げることができ、そのために申請書を書いたりして、それがパスすると一つの業績として評価されるようだ。そういうわけで、ある3回生が最後の一年間を使って研究をしたいらしく、打ち合わせ。将来が有望だ。

Maximaによる演習資料の作成中。

梅雨の季節は終わったようだけれど、気温が上がって、スコールの季節に。台北は夕方に降られたけど、こっちでは朝方にスコールがあるような気がする。本当だろうか。なんでだろう。

Wednesday, May 28, 2014

先月投稿したレビュー論文は、査読が終わってエディターの判定待ちになったらしい。週末までに返事が来るな。来年度の科研費についても、本日、分野会議があったとこのうわさを聞き、6月上旬に審査結果が公開されるらしい。憂鬱だー。

学部生向けのモデリングコースのために、ここ数日Maximaをいじっていましたが、やっと使いこなせるようになってきました。ところどころではMathematicaよりも使いやすく設計されていり、よい発見もあったのですが、やっぱりフリーソフトなので、かなわない部分が多いですね。多種系のダイナミクスを描きたくても、ndsolveみたいな関数はなく、いちいちルンゲクッタから差分的にリストを作らないといけなくて、種数が増えたり、積分区間が長くなると、すぐにエラーを起こす。グラフの編集や保存、コピーもやりにくい。でも、まぁ、講義で使うには十分です。プログラミング用の講義資料を作り始めます。

これが終わったら、別学部の都市計画学科で新規開講される生態学コースの授業準備もしないといけません。これは分担で、週2コマで4週間分。個体群、群集、理論、淡水の話をする予定です。淡水生態学を入れる理由は、人間活動は湖沼や河川に依存するので、、必然的に湖沼生態系は人為的かく乱を受けやすい生態系となるからです。この週だけは都市計画学科にあった内容にして、まとまりよく終わることを期待しています。このコースには、他に3人の教員がいて、大雑把に括れば、それぞれ生理、行動、景観の専門です。ミクロからマクロへとスケールアップしていくようにデザインされているようです。

Thursday, May 22, 2014

台湾では、大学院生でも講義に出て単位を集めないといけません(日本が特殊なのだと思いますが)。なので、私の講義にも、他の研究室の学生が参加しています。

後期(2月-6月)の間は、大学院生向けに理論生態学の講義を開いています。週一で3コマです。最初の1.5-2時間ほど講義をして、残りの時間は、各回のテーマに関する最近の研究事例を紹介しています。だいたい自分の研究に関連するテーマですが。例えば、

群集の週では、モジュールアプローチによるフェノロジーシフトのモデルや、IGPにおける適応的行動の影響について話しました。

  • Nakazawa T, Miki T, Namba T (2010a) Influence of predator-specific defense adaptation on intraguild predation. Oikos 119: 418-427.
  • Nakazawa T & Doi H (2012) A perspective on match/mismatch of phenology in community contexts. Oikos 121: 489-495.

病気の週では、SIRモデルなどを説明したあとで、媒介者の個体群動態を入れたモデルを紹介しました。

  • Nakazawa T, Yamanaka T, Urano S (2012) Model analysis for plant disease dynamics co-mediated by herbivory and herbivore-borne phytopathogens. Biology Letters 8: 685-688.

齢構造の週では、レズリー行列を解説した後、各パラメーターが密度独立である問題を指摘して、最近のステージ構造モデルについて紹介しました。

  • Nakazawa T (2011) Ontogenetic niche shift, food-web coupling, and alternative stable states. Theoretical Ecology 4: 479-492

空間の週では、レビンズモデルを紹介した後で、現在の学生のプロジェクトや、先日投稿したばかりのモデルを紹介しました。そこでは、非ランダム分散として生息地選好性やl個体成長に伴う生息地移動を考えています。

  • Nakazawa T. Introducing stage-specific spatial distribution into the Levins metapopulation model. submitted

安定性の週では、富栄養化の逆説を解説した後、動物プランクトンの休眠卵のアイディアを紹介しました。

  • Nakazawa T, Kuwamura M, Yamamura N (2011a) Implications of resting eggs of zooplankton for the paradox of enrichment. Population Ecology 53: 341-350.

もちろん、自分の研究紹介だけではなく、イントロで引用するような他の論文も紹介しています。

モデル実技もほとんど無く、宿題も全く課していません。講義の途中で、別のアイディアが無いかと彼らに聞いたり、ディスカッション方式でやっています。講義を聴いただけでは数理モデルの扱いをマスターすることはできないでしょうが、それは期待せず、理論研究の啓蒙活動のようなことをしています。院生には、講義で多くの負担をさせるより、彼ら自身の研究に専念してもらったほうがよいと考えています。それに、週一の講義で頑張ったぐらいでは研究できるほどにマスターできませんし、本当に学びたい院生には個人的なコンタクトを歓迎しています。

来年度の前期からは、学部生向けにモデリングのコースを開講します。こちらでは、もう少し実技を重視します。講義のパートはスライドを使いまわして、後半での研究紹介の代わりに、ソフトウェアを使ったモデルの解析などをさせる予定です。そのほうが、学部生には楽しいでしょうし、数理モデルに興味を持ってもらえれば嬉しいです。今のところ、Maximaを使おうか検討中です。宿題は出さないつもりです。

台湾の学生は学部生も院生も勉強熱心で、大量の宿題をこなしています。忙しそうに見えるのですが、でも楽しんでいるようには思えないんですよね。真面目です。でも、大学に入ったら、最低限の基礎を習得すれば、後は自由に、専門的なことは個人の選択で勉強すればよいと思うのは、K大で染み付いた古すぎる考えなのでしょうか。

Monday, May 19, 2014

原稿は、英文校閲にかけず、勢いよく西のほうへ投稿した。夜に確認したら、もう査読中になってた。これは早い返事が期待できるかも。

さて、やりたいことはやったので、我慢して来学期の授業の準備をしないといけない。学部4回生向けに生態モデリングのコースを新規開講します。これは、統計モデルをやっている同僚の先生と分担ですが、僕が7割ほどを担当します。一学年約50人ほどの小さな学科で、しかも生態学を専攻する学生は例年多くて数人ほどらしく、大きなクラスにはならないので気楽なのですが、院生をリクルートする重要な機会ですので、気合は入ります。

自分が勤めている大学は、南部では一番大きな総合大学で、学生もとても優秀なのですが、大学院でタイダーへと進学してしまう学生が多いらしく、結果として、他大学からの大学院生が多くなります。来年に入っていくる3人の学生も他大学からです。それはそれで良いのですが、他の大学では数理なんて全く教えていないでしょうし、その結果、そのような学生は数理をやりたいというより、入学時には生態学でマスターを取りたいという漠然とした思いしか持っていないように見えます。台湾で数理を広めるためには、数理に対する明確な興味をもって進学する学生を増やす必要があるので、学部での布教が重要なのです。まぁ、いずれにしても放任するのですが。

Wednesday, May 14, 2014

昨日からタイダーから学生が来て、ここ一年やっている共同研究の打ち合わせ。想定外にも、ブレイクスルーがおきて、行き詰っていた問題が解消できてしまった。ストーリーもほぼ固まって、後は執筆の時間を見つけてもらうだけ。彼を招待した本当の目的は、自分の担当する講義で、関連テーマの研究発表をしてもらうことで、そちらのほうも問題なく。招聘した甲斐があった。

一方、今週脱稿目標の原稿も書けた。英文校閲に回すお金が無いので、1週間ほど寝かして、来週ぐらいには投稿しよう。学生の研究も面白く進んでいるようだし、たぶん。

授業で話す自体は楽しいんだけど、教材の準備が面倒くさい。来学期の授業の準備を始めないといけないのが、最近の悩み。

Friday, May 9, 2014

こちらは梅雨に入りました。農業地帯なので雨は大事です。
日本人が作ったダムがまだ活躍しています。
八田與一と烏山頭水庫(台南市)

筆を置くはずが論文原稿を書いています。残りは、議論の最後の締めの一段落とアブスト。来週中にゼロ稿を仕上げるのが目標です。授業はアドリブで乗り切ります。

台南はグルメの町といわれているので、最近は、井之頭五郎に憧れながら、食べ歩きをするようにしています。「はふはふ、うまいうまい」、「おや、そうきたか」、とか口に出しては言わないけど、想像しながら、新しいお店を開拓しています。

でも、雨が降ると、街歩きが億劫になりますね。

それと、雨が降ると、学生は研究室に来ないです。


Monday, May 5, 2014

なんだ、環境女子会って。

さて、今週と来週は講義週間です。準備(最終仕上げ)をしないといけません。
火曜:学部専門の生態学(2h)
水曜:大学院の理論生態学(3h)
木曜:学部専門の生態学(1h)
月曜:一般教養の生態学(2h)
分担授業はほぼこの週に入っているためです。普段はこんなに忙しくないです。講義は英語ですが、内容はかなりかぶっているので何とかなります。その他、セミナーが2,3個あります。

そういうわけで、執筆中の原稿は、結果まで書いたところで足止め。

先日、タイダーの学生が台湾南部でスキューバダイビングの免許を取りに行くからと、ついでに台南に立ち寄った。彼の希望でサメ鍋というものを初めて食べに行った。自由に具材を放り込むシステム。サメはあまり味はしないし、ヒレが高い(注文後に気づいたがサメのヒレはフカヒレだ)。無難に豚肉や他の海鮮で十分おいしい。

その彼は明日オーストラリアへ旅立つ。PhDのために珊瑚礁を研究しに行くらしい。とても優秀で、きっと将来の台湾生態学のキーパーソンになるだろう。寂しくて、酒に飲まれなければ。

オーストラリアは行ったことないけど、3日で十分だ。


Wednesday, April 30, 2014

地方都市に住んでいますので、地下鉄も無く、バスも少なく、バイクの運転は怖いので、日常的に車を運転しています。

先日、やっと台湾の免許を取得しました。

これまで数ヶ月、日本の免許の中国語翻訳文を所持して運転していました。台湾では国際免許が使えず(たしか)、日本のJAFの事務所に行って作成してもらいました。領事館みたいなところでも翻訳はしてくれます。

ただし、翻訳免許は、台湾に入国してから一年以内だけ有効と法律で決まっています。いつから入国と定義するのか分からないのですが、もし居留ビザ取得から数えるならば、今年の夏に一年が経ってしまいます。もし、一時帰国の後に再入国してから一年を数えるなら、毎年一時帰国はするだろうから、翻訳免許で十分ということになります。でも、台湾の法律の解釈も分からない。もし、再入国ルールが認められないと、無免許運転になってしまう。それに、もし警察に提示を求められたときに入国時期を確認する手間が面倒になるかもしれない。パスポートを常に所持するのも面倒だし(居留ビザがある)。

そういうわけで、面倒だったのですが、台湾の陸運局みたいなところに行って手続きをしてきました。台湾では、免許や車・バイクの登記は同じ組織で行われているようです。でも、台湾のお役所手続きはいつも苦手です。今回はまだマシでしたが。居留ビザの期間が一年以上残っているならば、試験無しで日本の免許をもとに台湾の免許を取得できます。まずは、何が必要か良く分からなかったので、窓口に行って確認しました。病院の診断書(視覚や聴覚など簡単な項目のみ)が必要だと言われ、お役所の近くにある、たぶん癒着している病院を紹介され、そこで、新聞を読みながら対応しているおじいさん医師にほにゃらほにゃら言われ、よく分からないうちに診断書を貰いました。

それを持って、あとはパスポート、日本の免許、翻訳免許を添えて提出。あと写真が何枚か必要ですね。持参していなかったのですが、近所に、これも癒着しているであろう写真屋があるだろうと期待していたのですが、なぜか病院で撮影と現像もできちゃいました。ここは病院かって思いました。なので、免許証の写真は、納得していない感じの表情が出てしまい。

30分ほどで台湾の免許を発行してもらいました。思ったより簡単でした。対応は相変わらず悪いけど。台湾ではなぜか自動車とバイクの免許証が別々なので、2枚発行してもらうことに。

費用は、診断所:300元、写真現像:120元、免許証:200x2=400元。合計で、820元で、3000円弱ぐらいですか。

Friday, April 25, 2014

来年度(夏)から我が研究室に3人の勇敢な新大学院生が配属されることになりそうです。

手土産にビール持ってきた。

テーマはどうしよう。とりあえず、彼らに任せよう。

Tuesday, April 22, 2014

こちらでの授業ノルマは、今のところ年間9コマです。前期に3時間の講義を単独で開けば3コマと計算されます。でも、色々ルールがあって、計算が分からない。分担だと人数割り。セミナーや実験だと割引き。英語で50%増しだけど、制約もあったような。一般教養や学科外での講義の計算の仕方も別にあったりで。

実は、今年度の授業ノルマが足りないっていうお達しが来たのです。前期は仕方ない。着任したばかりだったし。来年度は、前期は(秋から)、学部と大学院で2つも開くし(分担だけど)、後期(春から)の講義も英語授業に変更するし(50%増し)、これでノルマクリアできそうなのだが、ちょっとハードル低いような気がする。何か見逃してるような。

とりあえず、意外にも論文を書ける時間がある。

オスでも性選択をする。だって、人間もするでしょ。
Edward DA, Chapman T (2011) The evolution and significance of male mate choice. Trend Ecol Evol 26:647–654

ウェブサイトを更新しました。内容は変わっていません。前に使っていたWixはデザインは色々あってよいんだけど、重た過ぎたので。

Thursday, April 17, 2014

北のほうから新大学院生が2人面談に来た。とても仲良しの二人っぽい。ルームメイトでもあり、カバンや服のコーディネートも同じだったり。まだ入室の宣言はしてもらっていないが、一人はかなり興味があるらしく、でももう1人はまだ悩んでいるっぽい。今いる学生も交えて、3時間ほど歓談。不安な点は英語。良い点は二人ともお酒を好きなこと。

最近、昼間から眠い。春だからかもしれないが、こちらはも夏の天気。体の季節感覚が狂っているのかもしれない。

Tuesday, April 15, 2014

学会誌のニュースレターと、書き終わって放置していたPEのレビュー論文の投稿も完了。

昨日、新大学院生が面会に来た。修士の後は公務員を目指すようだ。英語がちょっと不安。ま、何より人数が増えるのは嬉しい。

来学期か来々学期に別学科で生態学の授業を開講するらしい。何だかんだで担当授業が多いのだが、対象が異なるので(大学院・学部・他学部・般教)、教材も使いまわせそう(それなりのアレンジはしますが)。開講ノルマに少し近づける。

院生の研究テーマについて、世界のIWSさんに色々と相談に乗ってもらっている。自分の学生じゃないのに、とてもオープンに教えてくれる。そして、自分の不甲斐無さを実感。学生は、大御所とスカイプしなきゃいけない状況にちょっとビビリ気味。でも、僕でも緊張するわ。

理系は「悪意」の意味が分かっていない!(STAP論争)
なるほどねー。

Saturday, April 12, 2014

無事に収束したと思ったのも束の間、市民と警察の衝突があり、警察署が包囲されるという事態に発展しました。

もう一人、新大学院生から新たにコンタクトがありました。今のところ3人です。来年の生態学グループの新入生は8人だそうです。彼らは、希望する研究室をいくつか訪問して、指導教員とも相談して、最終所属先を決めます。なので、コンタクトしてきたからといって、私の研究室に来たいわけではないです。でも、学生が増えるというのは嬉しいですね。台湾で数理生態学を普及させるという目標が前進します。

某学会のニュースレター原稿を書き上げた。と思ったら、別の学会誌から、企画シンポジウムの特集記事の以来が来た。これって書かなきゃいけないんでしたっけ?書くことない。どうしよう。


Friday, April 11, 2014

さて、台湾の学生による国会占拠は、幸いにも武力衝突が起こらず、収束しました。しかし、これから政策や政情がどうなるのかわかりません。ちょっと不安です。某学会のニュースレターへの寄稿として、台湾での研究生活を書いているのですが、タイミングが悪かったですね。

来学期からの、学部生向けのモデル演習講義と、大学院生向けのモデルセミナーの新規開講申請が審査を通ったようです。準備しないと。

文献レビューが終わったので、そろそろ原稿を書き始めようと思います。名前は、SPOモデル論文とします。

9月からの大学院に入学する学生二人から研究室訪問のアポ取りがきました。

もう半袖半ズボンです。桜が見たい。

Saturday, March 29, 2014

気温は30度を超え、短パン部が始動しました。

さて、台湾の情勢はちょっと不安定になっています。外国人なので、詳しい状況は分からないのですが、だからこそ余計に不安に感じます。

日本のメディアは全く報じていませんが、明日30日、大規模なデモが台北であります。学生を中心に全国から総統府へ集合します。その数は、20万人以上と予想されているようで、人口の1%位ですが、日本でいえば100万人以上の数です。

来週は台湾のお盆休みでもあり、学生は、週末や休校日を入れると10日間ほどの連休になります。少なくともその期間、彼らは抗議活動を続けるはずです。もし政策変更がなければ、もしくは政府が強行手段を取らなければ、連休後も彼らは続けるでしょう。そして、彼らを支援するために、交通手段や宿泊施設、食料などの援助が全国各地で色んな人たちによって行われています。

台湾人のFBを見てみてください。多くの人が真っ黒にしています。密室会議への抗議の意思表示です。デモに参加している学生たちは過激な活動家では決してなく、ごく普通の学生たちです。それほど、今回の政策が危険であると多くの国民は感じています。自分がいる学科でも、授業を欠席する学生が数人います。同僚の先生も台北に行きました。私の指導学生もデモに参加しています。

先日の、学生と警官の衝突では、一部の攻撃的な警官による過剰な対応によって学生が流血する事件が何件かありました。武力による収束では何も解決しません。日本でも台湾でも、若者が希望を持てる国になって欲しいと思います。

今、海外の人が彼らの活動に興味を持つことが、台湾国民への支援になります。これから10日間、台湾の情勢に注目してください。



Wednesday, March 26, 2014

なんで日本のウェブサイトには台湾のニュースがほとんどないのか。
ちょっとした騒動というレベルではなく、亡国の始まりかもしれないのに。
日本人は東日本大震災での台湾の支援を忘れたのか。

台湾加油
http://tw.news.yahoo.com/politics/

Sunday, March 23, 2014

台湾に戻りました。しばらくは休肝させます。飲みすぎた。お土産を買いすぎた。ニホンブッカタカイ。

こっちに戻ったら、ますます春の陽気のような気がする。次の帰国は7月末の日米合同数理生物学会@大阪です。お好み焼きやでー。

Tuesday, March 18, 2014

4日目。受賞講演は長すぎなので、公園を散歩したり、天下一品を食べに行って、街中の天然温泉に入って、懇親会へ。

海外招待組とも最後の夜なので、二次会へ。ホテルにいた台湾学生も召集。12時にお店を追い出されたら、同様の別の組と3次会へ。これが日式です。

Monday, March 17, 2014

3日目は企画集会でコメントをしました。

夜は高知の人と飲みすぎました。個々の研究は毎年面白い学生が入ってくるので、彼らの話を聞くのが最近のESJの楽しみの一つになっています。昨年は、カワウソを再発見しようとする人や、ホエールウォッチングをテーマにする人。水生昆虫ラブのかわいい男子は相変わらずかわいい。で、今年は、猿の解剖が趣味の女子。

Sunday, March 16, 2014

学会2日目でもう二日酔いだ。人生で初のシンポジウム運営から解放されて、初日から飲みすぎた。

大学院での指導教官には「英語うまくなった」って言われた。そんな指導。

次のシンポジウム企画は何年後になるだろうか。

Friday, March 14, 2014

広島到着。初めての広島じゃけぇ。お好み焼きじゃけぇ。

桃園空港ではタイダーの学生やら先生方と遭遇して、学生とは議論しながら広島入り。で、シャトルバスを降りるも、到着場所がどこかわからず、ホテルまでの道を学生に案内してもらう始末。

途中で、どうしても食べたくて天下一品に寄ったら、こってりをズボンにこぼして参った。関西とはなんか違う気がする。隣のつけ麺も気になる。丸亀製麺はどこだ。

Tuesday, March 11, 2014

もう3年が経つ。いろんなニュースはネットやNHKで手に入るけど、空気で感じる今の日本がどんなものなのか、まったく実感がない。それが何となく空しい。

Thursday, March 6, 2014

広島の気温を調べてぞっとした。
最低3度、最高9度。
今こっちでは、最低20度、最高25。

隣のオフィスのOKDさん(シーラカンス)が復帰された。
以前より顔色が良くなっていた。

そろそろ旅仕度の準備を考えないと。

Thursday, February 27, 2014

今週は、最高気温が27度まで上昇。夏日だ。同僚の先生がノースリーブで現れて、さすがに学生もびっくり。

Matlabを使った実習を来学期に向けて開講準備中。というか、自分で練習中。が、なかなか使いこなせていない。にもかかわらず、新規開講するための申請書の締め切りが来週という通知がもう来てしまった。分担の先生(ノースリーブ)と簡単な打ち合わせをして、とりあえず申請書を仕上げた。色々とルールがあったてややこしそうなのだけれど(英語・中文かとか実験・講義とか)、そういう交渉は別の先生に中文でやっておらうことに。

本日は理論生態学の2週目ということで、指数成長モデルの導出や発展的トピックの紹介、計算演習。楽しんでほしいのだけれど、数学で苦戦している感じ。

夏の日米合同数理生物学会での企画シンポジウムを台湾の先生と提出。

Thursday, February 20, 2014

新学期始動

今週から下半期の授業が始まりました。講義は、普通生物学(新入生)、生態学(上回生)、生物多様性(一般教養)の分担。それと毎週あるのが、セミナー2個(新入生と外国人院生)と、自分で新規開講した理論生態学(院生)。加えて、インフォーマルなラボセミナーも。

台湾で理論生態学を広めるという目標が少しずつ進みつつあります。楽しみです。

授業の準備はどれも大体できているので、今学期は、来年上半期の新規開講の準備をします。Matlabを使った演習を考えていますが、まずは自分で使い方をマスターしないといけません。練習ついでに、新しいモデルの解析でもしようか考え中です。

今週末は、台湾の長期生態学研究ネットワークの年次大会が台北であるそうで、IFさんに招待されて講演します。来月は日本の生態学会に行きます。こっちの準備はまだできてない。

台北、寒いかな(日本は大変そうだ)。台南は、ここ数日は少し肌寒いけど、昼間はシャツ一枚であるけるくらいに暖かくなってきました。知らない花も咲き始めました。


台湾-日本生態学ワークショップ
開催予定です。

日時:2014年11月15日-17日(+ワークショップ後の調査地見学ツアー)
場所:National Dong Hwa University (国立東華大学,花蓮市・台湾)

くわしくはウェブで。リンク


Friday, January 24, 2014

今週始めの生態学会で院生がポスター賞を貰いました。

個体群・群集生態学(佳作)
Chun-Chia Chou, Takefumi Nakazawa. The evolution of body size driven by life history trade-offs and frequency-dependent mating success: a preliminary model

なぜそのタイトルで行動・進化ではなく、しかも受賞までできてしまうのか不思議なのですが、だから佳作なのかもしれませんが、ともあれ良かったです。

私にとっても人生で初めてのポスター賞です。
(応募しても数理のポスターを見てくれる人が殆どいなかったという経験がトラウマになり、それ以来応募しなくなりました。)


今週はESJのスライド作り。できることはできるうちに。

今年はシンポジウムを企画しました。それも人生で初めてなのですが、コメンテーターというものも初めて引き受けることになりました。どうしたらよいのか不安なのですが、とりあえず演者とタイトルをい確認しようとESJのサイトに行ったら、

企画集会 T10 -- 3月16日 9:30-11:30 G会場
性的な群集:オスとメスから眺める個体群・群集生態学
企画者: 鈴木紀之(東北大), 岸茂樹(東大)

個体群・群集生態学の多くのモデルでは、生物の性別は無視されたままそのダイナミクスが解析されてきた。その一方で、オスとメスでは成長特性・資源利用・繁殖行動などが異なることも多いし、進化生物学と行動生態学は伝統的に性選択や性的対立といった種内の相互作用に着目してきた。それでは、このような性に関わる多様な現象は、個体より高次の階層を考えるときにも重要なのだろうか。本集会では、オスとメスの存在と相互作用を組み入れた理論・実証研究を紹介することにより、個体の適応的な形質からボトムアップ式に個体群・群集へとアプローチし、無性的だった世界を「性的な群集」として捉え直すことを目指す。
各講演を受けて、種内変異が群集に与える影響を研究してきた国立成功大学(台湾)の仲澤剛史博士からコメントをいただく

[T10-1] その無駄はどこに消える:オスの存在が群集構造に与える影響  川津一隆(龍谷大)
[T10-2] ヒグマにみる採餌行動の雌雄差  小林喬子(東京農工大)
[T10-3] 細胞内寄生者と宿主の相互作用における性比選択の役割  鈴木紀之(東北大)
[T10-4] 見落とされてきた訪花昆虫のオス  岸茂樹(東大)


何を期待されているんだろう、、、超プレッシャー。

Friday, January 17, 2014

2回目の忘年会から戻りました。

レビュー論文はとりあえず書き上げまして、再チェックしてゼロ稿として寝かせます。締め切りは6月。

本日は、院生のプロジェクトで思いついた別のネタについて考えてみました。結果は、今のところ、面白くないのですが、文献サーチしても先行研究もなさそうだし、モデルは一般的でちゃんとしたイントロはかけそうなので、何とか形にはなるかと。

午後は2,3ヶ月に一度の教員会議でした。当然、中国語なので聞いてる振りして、モデルについて考えていました。

でも、途中で昇進に関する議題があって、ちょっとざわつきまして、その辺はちょっと気になりました。どうやら、3年から6年以内に、領域の25%以内のジャーナルに3本出すことが最低条件らしいです。まだ本当かどうか完全には理解していないのですが、そうらしいです。

プロスワンでも良いのだろうか。


Wednesday, January 15, 2014

昨日は学部の忘年会でして、こちらの先生と初めてお酒を飲む機会になりました。今まで何回かお酒の席には参加したこともあったのですが、いつも不意に誘いが来るので、普段は車を運転しているわけで、一緒に飲む機会がなかったのです。初めて見る他の学科の先生もいまして、まぁ色んな人がいますね。日本人教授が客員として着任されたようです。

レビュー論文はメインパートを書き上げまして、アブストと図、図説を今週に終わらせるのが目標です。無理かも。

久しぶりに学生が一日中、デスクに向かっています。学期がほぼ終わって授業が無くなったからですが、来週の学会発表のためにポスターの仕上げに追われているようです。これはどこでも同じですね。時間に追われるような指導はしたくないな。。。

ちょっと前に、下のような図をネットで見かけました。仕事のできる人は早いうちに全体像を見せ、残りの時間に少しずつ仕上げていくのに対して、仕事のできない人は最後になって仕上げにかかるため完成度がイマイチ。



なるほどなー、と思いましたが、もう少し何か有意義なことが言えるような気がします。

ある人は、時間を節約したいから締め切り直後に仕事に着手するほうが効率が良いという人もいると思います。仕事の種類によっては、それが良い場合もあるかもしれません。ただし、仕事の完成度が当人の評判に関わってくるとなると、長期的にはマイナスの別の影響がありそうです。

また別の人は、曲線の傾きは各人の能力を示すもので、こういう図を見せられたところで、仕事のできない人はどうにもできない、と言うかもしれません。

これについては、上の図を別の視点から考え直してみてはどうでしょうか。

多くの場合、仕事の完成度は、時間tに対してS字型のロジスティック曲線を描くと思います。着手したときはなかなか進まなくて、あるときにぐっと進んで、その後少しずつ手直しして完成に近づけていくような。個体群増殖モデルの式で言えば、環境収容力Kが目標となる仕事の完成度。内的自然増加率rが単位時間当たりの仕事の完成度の上昇率で、個人の能力を反映します。そうすると、どんなの低い値のrであれ(つまり、どんな人であれ)、時間無限大では環境収容力Kに達します(つまり、仕事が完成します。)。したがって、パラメーターrをいじることができないならば、時間tを多くとれば良いのではないでしょうか。by ブラック老師。

アリー効果はないと仮定します。

差分だと、能力の高い人はやり過ぎて不安定化します。


僕も学会の発表の準備をしないと。

Monday, January 13, 2014

先週から書き始めたレビュー論文は、イントロとメインの3分の2を書いて、今週中にゼロ稿を仕上げるのが目標です。

同時に、来週の月曜と火曜は台湾の生態学会が台中市であります。参加者200人ほどの小さな学会です。なので、その発表の準備をしないといけません。

その学会では学生2人の研究計画と、タイダーの学生との共同発表があります。どれもとても面白い内容です。
  1. 仲澤剛史, 大庭伸也, 潮雅之. Predator-prey body size relationships when predators can consume prey larger than themselves (口頭)
  2. Po-Ju Ke, Takefumi Nakazawa. Effects of herbivory-pollination coupling mediated by ontogenetic growth of insects on community dynamics (ポスター)
  3. Chun-Chia Chou, Takefumi Nakazawa. The evolution of body size driven by life history trade-offs and frequency-dependent mating success: a preliminary model (ポスター)
  4. 黃祺桂, 仲澤剛史. 以方向性播遷分析複合式群聚與食物網的動態變化及各營養層級的物種分佈 (ポスター)

本年もよろしくお願いします。
m(_ _)m

Saturday, January 11, 2014

新年快楽

明けましておめでとうございます。

が、こちらではもうすぐ旧正月の年末です。みんなまったりモード。自分は新年を迎えて心機一転なのですが、温度差を感じています。来週は学部の忘年会が2つも入っています。新年会じゃないです。時差ぼけみたいな感じ。毎年のことですが。

やっとしばらくまとまった時間がとれますので、来週いっぱいを目標にレビュー論文を書くことにします。

初日の出といいたいところですが、
台南からは東は山で見えないので、台湾海峡に沈む大晦日の最終日の入りです。