Friday, June 17, 2016

さて、PPMR論文IVの初稿はできまして、以前に査読をした原稿の改訂版の再査読しています。

査読のやり方ですが、初投稿の場合は、もうルーティーンになっています。読みながら、引っかかった箇所についてコメントを書いていきます。通読したら、特に気になった点について、メジャーコメントとして少し詳しく書きます。で、全体の要約と結果などの新規性を加えて完成です。特に気になる点が少なければ、マイナーリバイスになるかもしれません。

でも、再査読の場合、自分のやり方をなだ見つけられていないような気がします。改訂のマナーとしては、著者はレフリーコメントに対応して直すだけで、コメントされていない部分はそのままにすべきだと思っているので(致命的な問題でなければ)、再査読のマナーとしては、著者の返事のみに対応すべきで、初稿で見逃した点については改定稿でコメントすべきではないと思っています(致命的な問題でなければ)。

でも、もし著者が、コメントされた部分以外も直した場合はどうしたらよいでしょう。大きく直されている場合は、初稿とみなして、また逐一コメントを書いていきます。その結果、前に見逃した点にコメントすることもあります。なぜなら、勝手に大幅に改訂すると、以前からある一文やフレーズの論理と整合性が取れなくなっている場合があるから。この文脈ではこの文章は良いけど、文脈が変わると同じ文章でも論理の印象が変わってしまう。そういう場合は、再査読のマナー違反とは分かってても、面倒だから、ボランティアだからと割り切って、「この文章イミフ」とコメントします。

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