Friday, December 6, 2013

冬到来?

めっきり寒くなりました。昼に30度を上回りません。短パン・サンダルではなくて長ズボン・靴の季節です。ここは亜熱帯ではなく、熱帯です。

こちらでは学部2回生が授業の一環で2つの研究室を一ヶ月ごとに回るというインターン制度があります。そこで、実験の手伝いとかをするようです。理論研究室では、特にそのようなことも提供できないので、セミナーに来てもらう程度です。先月は1組目を終えまして、もうすぐ2組目が来るころかなーと思っていたら(学生たちは不意に登場します)、一人の学生がやってきて、「お、来たか」と思っていたら、どうやらインターン生とは違うらしく、「理論生態学に興味があるんですけど。。。」と緊張しながら話し出しました。どうやら、まだ本格的に興味があるわけでもないらしいが、自主的に何かを学びに来たらしい。もちろん大歓迎。聞いてみると、ほかの大学の数学科で1年間を過ごした後、こちらに編入してきたらしい。何というすばらしい人材。そして若い。まだ2回生。院生向けの教科書を貸すと、「ここがわからないんですけど~」とか言いながら聞きに来てくれます。もし彼が理論生態学を気に入ってくれれば、生態学・プログラミング・数学を勉強してきた学生3人がそろって完璧のチームが編成できます。

年末に向けて科研費プロポーザルを直さないと。間に合うかな。

興味の無いことをするのも一つの生き方ですが、興味の無いことは無数にあるので、結局やることは興味のあることです。興味が無いわけではないです。

台湾での生態学会の情報です。締め切りは12月23日。開催は1月20・21日。場所は台中市。大阪から、飛行機乗って新幹線乗って5時間ほどです。日本からも来てもらえると楽しいです。参加費1500円。
2014年動物行為暨生態學研討會(Congress of Animal Behavior & Ecology)

Nで始まる商業雑誌の原稿を査読することになりました。短いのに妙なプレッシャー感じる。

今週は、Q大のIWAさんに来てもらってセミナーをしてもらいました。生態以外や他学部からも聴衆が集まり盛況でした。学生とも話してもらって良い刺激にもなりました。お蔭様でこちらでの数理の立場が向上したように思います。途中で副学長が登場(乱入?)して名刺交換があってびっくり。


Tuesday, November 26, 2013

近況報告

時間が空いてしまうと、なかなか再開する元気が出ないのですが、そろそろ月末なので何か書きたいと思います。

本日は、台北にいた時の知人で、私と同時期に中部で就職した7が台南に来まして、ゲノミクスの発表をしました。そんなこともしていたのですね。その後、私のオフィスで、同僚のIや別学部の魚の先生も呼び出しまして、北部でZが主催する環境セミナーに対抗するような、南部での生態学関係のグループを作ろうと企んでいました。

今月は、授業の準備を継続しつつ、週二回のインフォーマル講義と、行動生態の講義、国際クジラシンポジウムでの発表、査読などをしつつ、学生の研究テーマに関連した論文を読んでいました。学生が研究テーマを決めつつあります。基本的に自由に決めさせていて、今のところは試行錯誤で右往左往させて放置していますが、「こんなこともできるんじゃない?」と言える程度には自分も勉強しないといけません。最近の進化理論とか全然フォローしていませんので。

一人の学生は生態学のバックグラウンドがないお陰か、テーマをあっさり決めて、でもそれが結構面白いアイディアになりそうで楽しみです。もう一人は、生態学のバックグラウンドがあるせいか、ちゃんと論文を読んで自分のテーマを決めようとしていて(そう指導しています)、でも似たようなテーマで論文も山ほどあるので、結果としてなかなか決めにくい状況に陥っています(自分のせいかも)。どちらも来月中にはテーマを決めて、1月の台湾の生態学会で研究計画発表をさせるつもりです。結果無しなので学生はビビッている感じですが、「オッケーオッケー」と言いながら、何事も経験です。

自分のほうは、来月は、年末に向けて研究計画書を練り上げなければいけません。後半はセミナーや授業なのが立て込んでいますので、そろそろスパートをかけないといけません。それと、そろそろオフィスにPCやいろんなソフトが届くはずです(遅い。。)。そしたら、学生の研究も授業の準備もはかどるでしょうか。

そろそろ短パンの季節が終わりました。

Tuesday, October 29, 2013

今年ももう残り2ヶ月

またまた時間が空いてしまいました。この2週間、中華生物学会での講演、行動生態学での講義、ラボセミナーでのトーク2回をこなしました。全部英語なので、それなりに準備も大変です。英語を磨くのはもう大変なので、それはほぼ諦めて、英語は適当だけど何か良いこと言ってるようだ、と思わせる作戦にしました。もうこちらでは、英語の化けの皮が剥がれてきています。

来月の講義も少し練り直さないといけないし、査読もあるし、また別のシンポジウムに招待されてしましました。
海洋生物と鯨類に関する国際シンポジウム
何を話したらよいかわからなったけど、とりあえず海のPPMRについて話します。

先週末は、タイダーの学生2人が研究打ち合わせに来てくれました。問題点を確認し、解決法を提示。とりあえず、ビールを飲みに行きました。大阪から送った救援物資も届いたので元気回復。

右上で眠そうにしています
講演料1000元貰いましたが、入会費年会費で800元取られました

Thursday, October 17, 2013

個体群生態学会、終了

無事、大阪から戻りました。

堺東のホテルについてまず、天下一品のラーメン(こってり)を食べに行きました。3月の静岡では、近所にお店が見つからず、堺東に宿泊してそっこう食べに行きくことができました。出国直前の最後に食べたのも天一(あ、今も食べたくなってきた)。堺東には高島屋もあって、調味料や和菓子やお酒などをたっぷり買うこともできました。それから、堺東には休日でもやってる大きな郵便局がありますので、台湾へお土産をダンボールにつめて送りました。そういうわけで堺東に宿泊したのですが、今年もっともうまくいった計画的な行動でした。ちなみに、昨年の暮れに北海道に行って最初に食べたのは讃岐うどんでした。日本に行ったら、その土地の名産よりも昔に食べていたものが食べたくなります。

学会のほうですが、久しぶりの日本語での発表(というか、会話)だったので、呂律が回らなくなりそうになり、変な緊張感がありました。人の写真を出してすべるなんて事故も起こしてしまいました。でも、伝えたいことを伝えられたので、それは満足。15分で、論文9本文の話はちょっと詰め込みすぎたかもしれませんが、サイズベースの生態学の面白さや重要さ、新しさを何となくでも理解してもらえたでしょうか。幾つかの共同研究ネタが得られたので、それも大きな収穫でした。

あらためて、皆様に感謝申し上げます。


Tuesday, October 8, 2013

10月の近況報告

やっと、やっとオフィスの改築が終わりして、使えるようになりました!。

床を張り替えたり、デスクを搬入してもらいまして、掃除もしました。PCとか備品はまだそろっていないので、まだ完成ではないですが、新しいオフィスで落ち着いて仕事ができそうです。壁のペンキのケミカルな匂いもちょっと嬉しく思えてしまいます。写真は後日、お見せします。

今いる学科は古い建物を使っています。スペースもあまりなく、実験系の研究室では(ほとんどですが)、大きな機械がたくさんあって、スペースに困っているように見えます。また、それらの実験機器はとても高価だと思います。そんな中、この理論生態学研究室では、場所もお金もあまり必要とせず、結果として居心地の良い場所を用意することがきました。色んな人が部屋を覗きに来ます。

来学期の新規授業(理論生態学)の開講申請を提出しました。その授業の10数回分の講義スライドやレジュメはほぼ作り終わりました。あとは演習パートとして、モデリングか、プログラミングか、理論論文のプレゼンを取り言えれる予定です。それは来学期になってから参加人数と彼らの興味を確認してから考えようと思います。

年度末にいくつかのシンポジウムやセミナーの招待をいただきました。ついでに代理講義もいくつか依頼されました。ここ2ヶ月はひたすらスライド作り、事務書類作りばかりです。タイダーの学生との共同研究が進行中ですので、彼らのとのディスカッションが楽しみです。

11月中旬から12月中旬にかけて世界のIWSさんが台湾で客員教授として滞在されるようです。良い機会でしたので、学科セミナーの招待講演者としてお願いすることにしました。そしたら査読論文が回ってきました。

2人の学部生が1ヶ月間ラボに実習にやってくることになりました。これは演習授業の一環だそうです。聞いていなかったので、急に登場してびっくりしました。でも、大歓迎です。何をするのかは研究室ごとに違うようです。実験を手伝ってもらったり、論文を読ませたり、レクチャーをしたり。自分の場合、まだオフィスもできていないし、学生の研究課題も構想段階だし、手伝ってもらうこともありません。なので、しばらくは、気が向いたらお昼を食べにきてもらって、英語でチャットしながら文化交流をしつつ、後半は理論生態学の簡単な紹介をするだけになりそうです。個人的にはそれで十分に楽しいのですが、今は何かできる環境じゃないので申し訳ないです。

いくつかネガティブイベントが。

明後日から個体群生態学会で一時帰国します。旅仕度もプレゼン準備もまだです。なのに、これから準備というときに、ラップトップのバッテリーが死にました。旅路に準備しようと思っていたのに。とりあえず、パソコン街のお店に行って、無償交換できるか、できなければ至急、注文してもらうようお願いしました。これくらいの会話は、片言の中国語で交渉できるようになりましたが、忙しいときには精神的に疲れます。

それから、今年度の科研費(来年7月まで)、落ちました。じぇじぇじぇ!(ドラマを見ていないので、使用方法があっているのか不安。)スタートアップ資金がまだあるし、今年使わなかったお金は繰り越しているので、研究の上では問題はないのですが、12月に新しい研究計画を提出して、来年度(8月から)はもらえるようにしないといけません。何より、一番問題なのは、こちらのレフリーの人が好みそうな書き方がまだいまいち掴めていない事です。学会やシンポジウムなどでも理論研究はときどき批判されます。どこのどの種を保全したいのだと。海外の事例研究についても、そういう例もあるんだねで話が終わって、それを一般化して、自分の系と比較するという考えはほとんど通じないように思えます。台湾のどこぞの生態系モデルを作るという限定的な計画でないと通らないのかと悩んでいます(そういえばZも赴任直後は似たようなことを愚痴っていました)。どうしたらいいか、解決策は見えませんが、とりあえず、

やられたらやり返す、倍返しだ!

Thursday, September 19, 2013

近況報告

今週より今年度前期の授業が始まりました。キャンパス内を歩く人の数も急に増えて、朝の通勤時のバイクラッシュもますます激しくなってきました。

前期の担当授業の予定は、多くの方々の配慮のお陰でかなり軽減されていました。その分、来学期の授業準備と来年度の研究計画に時間を費やすことができます。前期は、オフィシャルな授業は週に2コマだけです。フレッシュマン向けのセミナーと(約60人)、外国人院生向けのセミナー(約15人)。そういうわけで、「授業」(と学生が思っていもの)に人生で初めて参加しました。とくに新入生セミナーの感想は、「みんなこっち見てきよるわー」。リアクションもめっちゃ良い。「こんにちは」と言えば、ちゃんと全員で「こんにちは」と返してきます。自分が醜い大人に思えてきます。

彼らはつい最近まで高校生で、大学に入って何か凄いことができるはず、挑戦したいと夢を持っているはず。自分もそうだった。でも、実際に学部でやることは、高校の授業の延長線上だったり、教員の個人的な研究内容だったりする。本当に凄いことは、研究室に所属して何年か自分で研究してみて、ほんの少しだけ見えるか見えないか程度。入学時に抱いていた夢が、妄想や無知のようなものだと今ならわかるけど、新入生を目の前にしてそんなことは言えない。彼らに対して、自分は何をできるだろうか。

来学期の授業の準備は4割ほどでしょうか。開講申請はできるように計画は立てましたが、スライドの作製も始めています。後期になったらなったで、来年度前期の新規授業の開講計画を立てなければいけません。「できることはできるうちに」がモットーです。

オフィスはまだ完成していません。先週に工事が始まって、不用品の搬出と、壁が綺麗になったところまでです。これから床を木張りにして、デスクやPCを搬入しなければいけません。今も仕事は倉庫でしています。まだまだ非日常運転です。

10月10-13日に大阪に行きます。チケットを買いました。帰国してもすぐ回台湾です。研究費がまだないので、学部長にお金を出してもらいました。今の学部長はタイダー生命科学の前学部長で、日本で学位を取った方なので、何かと優しそうです。

3月のESJで外国人研究者の招聘費用の申請がパスしまして、シンポジウムを開催できることになりました。初めて企画というものをやります。今までモチベーションの高揚と申請時期が一致せず、ずっと見送ってきました。もう後戻りはできないので、少なくとも半年はモチベーションを維持しないといけません。

本日は中秋節で休日です。まったり仕事します。

Saturday, September 7, 2013

今月の予定

とりあえず授業の準備です。中途半端に残している研究ネタがいつも頭をよぎるのですが、しばらくはそれを忘れることにします。でも、教えることもやり甲斐のあることなので、苦ではありません。エキサイティングです。この先の目標は、理論生態学を台湾で根付かせることです。そのためには、理論生態学の面白さを学生に伝えなければいけない。やりたいと思わせると同時に、そういうことをやっている人を評価する雰囲気を作りたいです。

でも、数理の授業(英語)は、生き物の写真が満載の他の生態学の授業(母国語)に比べたら、きっと詰まんないだろう。って学生が思っているはず(自分もそう思う)。数理の授業は基本的に面白くない。学会発表もそう。数理の発表はが一番面白くない。聞くだけだと、説明が早過ぎて、難しいことは頭に入ってこない。結果だけ聞いて、そういう結論なんだなぁって何となく理解して、でも家庭とか前提とかは理解してない。ある程度の素養がないと数理の話は眠くなる。数理は、自分で考えて数式やモデルをいじり始めてみると、意外と面白い気がします。人がパズルをやっているのを見てもつまんないけど、自分でやると面白いみたいな感じだろうか。そんな面白さを何とか伝えたい。

良い授業をすれば、学生が付いてくるはずと信じて、ちゃんと準備しようと思っています。それに、最初の年にちゃんと準備できれば、後の数年はラクできるだろうし。数年前に着任した他の人は「一年目はタフだった」と言っていた。これから冬に向けて前期授業が本格的に進んで、院生の研究プロジェクトも立ち上げなければいけないし、年度末は来年の研究費計画書を申請する時期です。だから、今頑張らなければいけない。そう言い聞かせて、研究を放置しています。観光とかグルメとか全然できてなーい。

近所の海岸です。